2015.06.11 詐欺広告「PCの性能が低下しています」に注意
2015.06.11 「PCの性能が低下しています」画面に注意
2015.06.11 怪しいメールの見分け方
2015.06.07 Internet Explorerの利用上の注意点
Webサイトを閲覧中に「PCの性能が低下しています。すぐにエラーを修正してください」などのメッセージ画面が表示されることがあります。
突然、ウイルススキャンが始まったような画面を表示し、有償版のソフトウェアの購入を誘導する悪質な手口です。
このメッセージをクリックしてもOSによる検査や修復作業などは開始されず、ソフトウェアの無償版ダウンロードのサイトへ誘導されます。
誘導された無償版のソフトウェアをインストールすると、パソコンのスキャンが実行され、スキャンが終了するとスキャンした結果が表示されます。
このスキャン結果の画面内の[修復]ボタンを押すと[今すぐ購入]ボタンが表示され、クリックするとソフトウェアの購入画面に誘導されるので、十分注意が必要です。
つぎのような画面が表示されたら要注意です!
「PCの性能が低下しています。すぐにエラーを修正してください」
この画面は、ソフトウェアの購入を促すもので、自分のパソコンの性能が低下しているわけではありません。
Webページを閲覧中、突然「パソコンがウィルスに感染しました」などと偽の警告画面が表示し、「感染を特定するためのウィルススキャンが必要です」などと促してクリックさせようとするスカムウエアが猛威を振るっています。
偽の警告画面を本物と信じて指示通りにウィルススキャンをすると、「パソコンがウィルスに感染してしている」と表示され、除去ツールを導入するように促されます。
この除去ツールこそ、さらに多くのマルウェアが仕込まれた危険なファイルです。パソコンを乗っ取り、インストールされているセキュリティソフトを無効にされてしまいます。
悪意あるプログラムを実行してしまった場合は、下記の手順を参考に、プログラムを駆除してください。
◇悪意あるプログラムを実行してしまった場合の対処法
Norton Power
Eraser(ノートンパワーイレイサー) を実行して、スカムウエアを駆除します。
この駆除後も再起動により同じ画面が表示される場合はゾンビウイルスの可能性があるので、マルウェアを徹底的に駆除できるMalwarebytes Anti-Malware(マルウェアバイド アンチマルウェア)を利用します。
日本年金機構から年金情報125万件が流出した問題は、標的型攻撃メールに添付されたファイルを開いたことでウイルス感染したことが原因です。
今回の問題は、対岸の火事でなく私達も十分注意が必要です。
【怪しいメールの見分け方】
1.メールの件名は、取材申し込みや講演依頼など、メール本文のURLや添付ファイルを開かざるを得ないケースが多いようです。
2.差出人のメールアドレスは、フリーメールだったり、本文の署名のアドレスと異なっています。(差出人の偽装)
3.メール本文は、日本語の言い回しが不自然だったり、実在する名称を一部に含むURLが記載されていたり、署名の電話番号が存在しない場合が多いです。
4.添付ファイルは、実行形式のファイルが添付されていたり、添付ファイルのアイコンや拡張子が偽装されていることにも注意が必要です。
このようなケースに合致したメールを受け取った場合、すぐに返信したり、メールに記載された電話番号に連絡するのではなく、署名にある電話番号や問い合わせメールアドレスを調べ、差出人が実在するか、実際にメールを送信したかを確認し、標的型攻撃メールかどうかを判断する必要があります。
■IPA 怪しいメールを見分けるポイント
2016年1月12日以降、 Internet Explorerのセキュリティ修正パッチは、最新バージョン以外は提供されません。 そのため、この日以降古いバージョンのInternet Explorerを利用することは大変危険です。
⇒Internet Explorer
サポートポリシー変更の重要なお知らせ
しかし、企業の場合、構築したシステムとの関係IE8だけでしか正常に動作しない場合があります。 そのような場合は、IE11に搭載されたエンタープライズモードを活用します。
Windows10?